2022.11.05

介護する男性陣にエールをこめて

「恋するココロミ」令和4年9月28日放送

「奥様や、親御さんを介護する、旦那さん、息子さんの男性陣にエールをこめて」

私どものステーションのご利用者様の中には、奥様や親御さんを介護している介護者が中高年の旦那さんや、息子さんといった介護者が男性と言うお宅があります。

日々、病気の家族を支えておられます。

「今まで、苦労を掛けてきたから」などといって、毎日丁寧に介護をされています。

統計によりますと、介護者全体のうち、男性介護者は約3割(厚生労働省、2016年時点)と、女性に比べるとまだ少数派ではあります。中でも、妻・夫が介護されている場合が多いようです。

男性は女性よりも

家事が苦手だったり
他者に弱音を吐けなかったり
一人で抱え込んでしまったり

男性独特の悩みや課題を抱えながら、在宅療養の支援をされていますので、「介護のために孤立しやすい」ともいわれます。また、それが「ストレスがたまる原因」ともなりやすいようです」2019/06/13

 排泄の世話や着替え、体にふれて手を当てて世話をすることをしてこなかったかもしれない中高年にとって、介護を担うことになっての抵抗感は大きいのではないでしょうか。夜間の排泄による睡眠不足の他にも、臭いなどの後処理に悩む声もあります。

男性だからと言うわけではなく、あらゆる家族介護者が直面しうる様々な課題が多分に含まれているので、男性だから、女性だからと言うわけではなく、その方々に寄り添うサポートが必要だと、感じさせられます。

これは興味深く重要なことですが、

介護感情からいうと、「介護は大変だけれども、喜びがある」という声があります。

介護に負担を感じる方々が、つらくて大変だけれどもそればかりではない。健康だった時に気づかなかったような発見もあるなど、喜びを感じることがあるということです。

妻や親御さんの介護のであいが、介護と共にある「深い人生の扉」を開くという表現をされるかたもいらっしゃいます。

そんな皆さんに訪問看護ステーションcocoro美は伴走します。